修理
おおよそ2年前に製作させていただいたコインケース
とても良い味の経年変化に育っております。
ホックをくるんでいた革がすり切れ、はがれてしまったので修理しました。
この部分は革の厚みがとても薄いため痛みがはやい箇所です。
それ以外は糸のほつれなどもなく全く問題無さそうです。
ホックをくるんでいる革がすり切れ半分中身が露出してしまってます。
修理は喰い切りを使いホックを外します。
ホックをくるむ革を用意し、中心から外に向かって薄くなるように漉きます。
ホックに革が良く接着するようサンドペーパーで研磨したら、ホックを革でくるみます。
本体に新たなホックを取り付け、全体にクリーニングし、コバを磨き直して完成。
このような修理の場合修理した箇所は新しい革になるので、そこだけ目立ってしまいますが、革を切り出す時に、1枚の革の中でも色の濃淡があり、色によってはしっくりくる部分があることがあります。
今回はうまい具合に色味の近い箇所ありましたので、修理後も、馴染んでおります。
これでまた、気持ちよくお使いできます。。
2 Comments
今回は偶然にも近い色味があって良かったです。
末永くお使い下さい^^