09.29.2009
コインケース
09.10.2009
ドーナツ型文鎮
またまた変わった文鎮ドーナツ型です。って言うか円柱の中心をくりぬいたものです。
最近妙に金属にとりつかれてしまいお手頃な大きさを見つけるとこれって革巻けるか?
などと思ってしまいます(笑)
これまでいくつかの文鎮を製作してきましたが今回の形が僕的には一番難易度が高かったです。。
作り終えた直後はもう作りたくないと思いましたが、このブログを書いている途中にメラメラと創作意欲が湧いてきた。次はもっとキレイに効率良く作って苦手意識をなくさないと(笑)
金属は角を研磨してから全体をヤスリで荒らし接着しやすいようにします。

天地の革は1.5~1.6mm厚を3枚貼り合わせ。側面は2枚合わせ。
中心穴の側面も2枚合わせ。

駒合わ縫い、すくい縫い、平縫い。技術が凝縮されてます^^

中心の穴は普通の手縫い針ではつかえてしまうので曲針を使いなんとか縫いました。

大きさは44mm×71mm 重さ0.67kg。前回の六角形文鎮より一回り大きいです。

最近妙に金属にとりつかれてしまいお手頃な大きさを見つけるとこれって革巻けるか?
などと思ってしまいます(笑)
これまでいくつかの文鎮を製作してきましたが今回の形が僕的には一番難易度が高かったです。。
作り終えた直後はもう作りたくないと思いましたが、このブログを書いている途中にメラメラと創作意欲が湧いてきた。次はもっとキレイに効率良く作って苦手意識をなくさないと(笑)
金属は角を研磨してから全体をヤスリで荒らし接着しやすいようにします。

天地の革は1.5~1.6mm厚を3枚貼り合わせ。側面は2枚合わせ。
中心穴の側面も2枚合わせ。

駒合わ縫い、すくい縫い、平縫い。技術が凝縮されてます^^

中心の穴は普通の手縫い針ではつかえてしまうので曲針を使いなんとか縫いました。

大きさは44mm×71mm 重さ0.67kg。前回の六角形文鎮より一回り大きいです。

09.06.2009
六角形の文鎮
丁度良い大きさでナイスな形の金属が手に入ったので革を巻いて文鎮を作ってみた。
角は鋭いのでダイヤモンドヤスリで研磨してあります。

なんか和菓子のようですね~
コバは先に仕上げておきます。
菱目の穴は貫通させず、途中で止め菱切りを斜めに刺して穴を貫通させます。

斜めに縫い上げていきます。駒合わせ縫いです。

側面は6面あるので6面それぞれ革を切り出して縫い合わせる方法もありますが、
今回は巻き付けてから縫い上げています。
縫い合わせる断面の角度調整しながら突き合わせます。拝み合わせ縫いです。

完成。大きさは67mm×35mm 重さは0.56kg
手のひらサイズでなかなか良い感じに仕上がりました。
革は天地それぞれ4枚貼り合わせ、側面は2枚貼り合わせてあります。

角は鋭いのでダイヤモンドヤスリで研磨してあります。

なんか和菓子のようですね~
コバは先に仕上げておきます。
菱目の穴は貫通させず、途中で止め菱切りを斜めに刺して穴を貫通させます。

斜めに縫い上げていきます。駒合わせ縫いです。

側面は6面あるので6面それぞれ革を切り出して縫い合わせる方法もありますが、
今回は巻き付けてから縫い上げています。
縫い合わせる断面の角度調整しながら突き合わせます。拝み合わせ縫いです。

完成。大きさは67mm×35mm 重さは0.56kg
手のひらサイズでなかなか良い感じに仕上がりました。
革は天地それぞれ4枚貼り合わせ、側面は2枚貼り合わせてあります。

09.03.2009
革砥
一ヶ月ぶりの更新でしょうか。
今日は革砥について話してみましょう。
どんなに良く切れる刃物でも切る事によってごくわずかではありますが切れ味に影響がでてきます。
切れ味が落ちてからでは革砥ではなく砥石で研ぐ事になります。
革砥は正確には研ぐと言うより磨くと言った方が正しいかもしれませんが、物を切った後革砥で整えてあげると切れ味が長持ちします。カッターナイフでも同様の効果が得られますね。
革砥とは刃物を研磨する目的で革に研磨剤を塗りこんだもので、レザークラフト用としては「ルージュスティック」と言う名称で販売もされていますね。販売と言っても板に革が貼ってあるだけです。丁度僕の革砥もだいぶくたびれてきたので慎重すべく自作しました。
材料は木板と青棒(ブロック状に固めた研磨剤)、接着剤、カッター、サンドペーパー、ヤスリ、床革。ほとんどがホームセンターで揃います。
木板は基本的にはどんなものでも良いのですができれば砥石サイズは欲しいところです。
僕は少し長めの90×260×15mmぐらいの木板を使用しています。
木板一辺の角のみキレイな丸みがおびるよにカッターで削ります。鉋を使えば作業効率が上がるでしょう。実はこの角の丸みがミソで丸刀の丸刃の角度に合わせています。
削れたら丁寧にヤスリ、サンドペーパーで研磨し、キレイな曲線になるよう仕上げます。
もちろん木板の表面も平らな事が肝心なのでサンドペーパーで整えておきます。
次は木板に床革を貼り合わせます。ポイントは表面だけではなく両サイドの板の厚みの部分も覆うように貼り合わせます。こうする事で木板の角になる部分が小さい丸刃を研ぐのに丁度良いのです。
そして表面に丸刀で溝を掘ればそこも丸刀用の革砥に早変わりです。
これは色々な形状の彫刻刀にも使えるので適宜やってみて下さい。
あとは青棒を刷り込むだけですが、これがまたぼそぼそしてなかなかキレイにいかないのですが、ミシン用のオイルスプレーを全体的に軽く吹き付ける事で効率良く刷り込む事ができます。
使い方は
1.革砥を安定するように置き、革砥にミシン用のオイルスプレーを全体的に軽く吹き付けてから、包丁の裏をぴったり当て、軽く押えながら引きます。
革砥は砥石のように往復運動はしません。常に引きのみです。
2.切刃(表側の斜めになっている部分)がぴったり当たるようにし、引きます。
3.小刃(刃先のごくわずかな2段研き部分が当たるように包丁を少し立てぎみで引きます。
4.1と3を数回交互に繰り返します。
きっと革砥のありがたみが分かるはずです^^
ホームセンターで普通に販売されている木材です。
過去にレーシングポニーを作った時の残りを使ってます。

この程度の木材であればカッターとヤスリがあれば十分キレイに仕上げる事ができますね。

木板に床革を貼りあわせたところ。両サイドのRも丸刀がぴったりサイズです。

青棒をそのまま刷り込むとボソボソと剥がれてしまうので、ミシンオイルスプレーを軽く吹き付けます。くれぐれも優しく均一にうすくです。

革砥は使っているうちに青棒のカスや粉がこぼれるので、ハギレで専用ケースを作ってみました。

ケースの裏に毛羽があるとよけいに青棒のカスが落ちてしまいますので、ツルツルになるように仕上げます。防水処理済です。

今日は革砥について話してみましょう。
どんなに良く切れる刃物でも切る事によってごくわずかではありますが切れ味に影響がでてきます。
切れ味が落ちてからでは革砥ではなく砥石で研ぐ事になります。
革砥は正確には研ぐと言うより磨くと言った方が正しいかもしれませんが、物を切った後革砥で整えてあげると切れ味が長持ちします。カッターナイフでも同様の効果が得られますね。
革砥とは刃物を研磨する目的で革に研磨剤を塗りこんだもので、レザークラフト用としては「ルージュスティック」と言う名称で販売もされていますね。販売と言っても板に革が貼ってあるだけです。丁度僕の革砥もだいぶくたびれてきたので慎重すべく自作しました。
材料は木板と青棒(ブロック状に固めた研磨剤)、接着剤、カッター、サンドペーパー、ヤスリ、床革。ほとんどがホームセンターで揃います。
木板は基本的にはどんなものでも良いのですができれば砥石サイズは欲しいところです。
僕は少し長めの90×260×15mmぐらいの木板を使用しています。
木板一辺の角のみキレイな丸みがおびるよにカッターで削ります。鉋を使えば作業効率が上がるでしょう。実はこの角の丸みがミソで丸刀の丸刃の角度に合わせています。
削れたら丁寧にヤスリ、サンドペーパーで研磨し、キレイな曲線になるよう仕上げます。
もちろん木板の表面も平らな事が肝心なのでサンドペーパーで整えておきます。
次は木板に床革を貼り合わせます。ポイントは表面だけではなく両サイドの板の厚みの部分も覆うように貼り合わせます。こうする事で木板の角になる部分が小さい丸刃を研ぐのに丁度良いのです。
そして表面に丸刀で溝を掘ればそこも丸刀用の革砥に早変わりです。
これは色々な形状の彫刻刀にも使えるので適宜やってみて下さい。
あとは青棒を刷り込むだけですが、これがまたぼそぼそしてなかなかキレイにいかないのですが、ミシン用のオイルスプレーを全体的に軽く吹き付ける事で効率良く刷り込む事ができます。
使い方は
1.革砥を安定するように置き、革砥にミシン用のオイルスプレーを全体的に軽く吹き付けてから、包丁の裏をぴったり当て、軽く押えながら引きます。
革砥は砥石のように往復運動はしません。常に引きのみです。
2.切刃(表側の斜めになっている部分)がぴったり当たるようにし、引きます。
3.小刃(刃先のごくわずかな2段研き部分が当たるように包丁を少し立てぎみで引きます。
4.1と3を数回交互に繰り返します。
きっと革砥のありがたみが分かるはずです^^
ホームセンターで普通に販売されている木材です。
過去にレーシングポニーを作った時の残りを使ってます。

この程度の木材であればカッターとヤスリがあれば十分キレイに仕上げる事ができますね。

木板に床革を貼りあわせたところ。両サイドのRも丸刀がぴったりサイズです。

青棒をそのまま刷り込むとボソボソと剥がれてしまうので、ミシンオイルスプレーを軽く吹き付けます。くれぐれも優しく均一にうすくです。

革砥は使っているうちに青棒のカスや粉がこぼれるので、ハギレで専用ケースを作ってみました。

ケースの裏に毛羽があるとよけいに青棒のカスが落ちてしまいますので、ツルツルになるように仕上げます。防水処理済です。

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